ういさんがお腹に宿ってから今まで、考えてみるともうけっこうな時間が過ぎていました。
住まいの事、家族の事、親戚の事、妊娠、出産、病気のこと、あまりに慌ただしく、自分の手には余るほど色んな事がどんどこどんどこやってきて、なんとか毎日をすりぬけて生きるだけという日々から、このごろはやっと、休日の楽しみや欲しいものについて考えたり、こういうこともふりかえれるくらいの日々に移行しつつあります。
一時的なものだと信じたいのだけど記憶力や集中力や思考力の酷い低下を実感しており、初めての子育て、いつでも親に頼れるわけではないこと、自分の体力に自信がなかったこと、とにかく色々なことから、どんなつまらない事もちゃんと記録しておかなければ自分にはういさんの変化に気づくことができないと思い、他人が読んでおもしろくないようなことも一々記録をつけてきました。記録をつけて自分の励みにするだけじゃなく家族などに状態を知ってもらうためです。要するにもうイッパイイッパイだったわけです。
ついこの間、手のかからないういさんにはめずらしく、日中キーキー奇声を上げまくってどうにもこうにも止まらないという日が少し続きました。ミルクやジュースでもない、おむつも大丈夫、ねむくもない、病気でもない、なのにやたらキーキー。ほんの些細な事でキーキー。なだめてもすかしても抱いても下ろしてもイヤイヤキーキー。だめ押しの大泣き。
どうしてほしいのかさっぱり判らず困り果てていました。
そんなときちょうどママ友の集まりがあってみんなの様子を見たところ、ふと自分の余裕のなさに思い当たり、もしかしてそういう即物的な欲求じゃなく、単に甘えたいだけなのかなと思いずっと側にいていっぱい遊んでべったりしていたらキーキーはすぐに治りました。
理由はとっても簡単でした。母ざるのストレスがういさんを不安にさせていたのです。
母ざるは夏風邪がなかなか治らず挙げ句にじんましんまで出てきたり、その上父ざるは仕事がたてこみいつも以上の超多忙でほとんどまともな時間に帰ってこれなかったので、ういさんに風邪をうつさないだろうか、ああしんどい、家事がつらい、父ざるがいなくてつまらない、友達にも会えない、体ばっかり壊して何やってるんだ自分、色々やってあげたいけどなかなか思うようにはできない、とか、とにかくそういう息の詰まることを考えてばっかりいたのです。誰も悪くありません。こういう思考になるのは単純に自分の体がしんどいからです。
それでもういさんの世話はちゃんとしていたしイライラと接していたつもりもなかったので何も問題ないと思っていました。母ざるのばか。
自分ってホントにたいしたことができないんだなと改めて実感。イッパイイッパイになってしまうことは悪くはないです。自分なりに頑張った結果なのでこれ以上どうにも仕方がありません。でもそうなっている自分にもっとはやく気づき、なるべく上手に回避する能力がなさすぎなのです。
しかしまあ、なんとか半年のりきりました。ありがとう!
ういさんは下の歯が生えてきて教えてもいないのにお腹がすいたらンマンマー!と訴えます。
すごいなあ赤ちゃんって。でももう歯茎だけのかわいい口の赤ちゃんはいなくなっちゃいました。ちょっと寂しいけどちょっとうれしい。
そんな今日この頃です。