このごろういさんは毎日めきめき成長しています。本当にめきめきって音がしそうなくらいの成長っぷりです。
とけい、ひこうき、わんわん、ばいばい、ないない、いた、あっち、など少しずつですがその対象を指さしながらしゃべれるようになり、二足歩行をはじめ、絵本の中のチェブラーシカを全部みつけて指させるようになってきました。
よちよち歩いて大好きなリースをあれー、あれー、と指さしうれしそうに笑い甘えて母ざるに抱きつくこざる。スプーンで自分の口に食べ物をもってこれて幸せそうに笑うこざる。かわいい。かわいすぎる。という感じの母ざるです。
しかしそんなめんこいこざるとこざるをめんこがる母ざるにとって初めてとも言える試練の時が訪れました。
ういさんは普段はとにかくいつも母ざるにべったりで、もちろん料理中もしかり。ほかのことをして夢中で遊んでいてもすぐに料理しているところへやってきてこの頃は困ったことにその中でもコンロのつまみを触って遊ぶことがとても多くなって、これまでみたいに軽く叱って他のもので気を紛らせてオッケー、ではおさまらなくなってきました。
むしろ、メ!などと叱られることは、母ざるがこざるをびっくりさせようとする遊びなのだと勘違いし始め、つまみを触っては期待した顔でこちらを見て笑ったり、メンメ!と言われたら同じような声でマンマ!とか間違いつつもえらそうに言い返しておもしろそうに笑ったりするようになってきました。
今夜も2つの煮物を同時進行中にコンロのつまみを何度も触りにきて、メ!だめよ!などと言ったくらいではびくともせず、何度か別の場所でおもちゃを与えてもまたやってきて煮えたぎる鍋の下を触ってくるので母ざるはいよいよ対戦の時と腹をくくりました。
1回戦 母ざる:メ!+ぺち(手の甲を全然痛くないように叩く)→こざる:やめない
2回戦 母ざる:メ!!+ぺち(手の甲をちょっと痛く叩く)→こざる:すこし嫌がるがやめない
3回戦 母ざる:メ!!!!+ぺち(手の甲をちょっと痛く叩く)→こざる:びっくりして泣くがやめない
4回戦 母ざる:メ!!!!+熱い菜箸でツン(手の甲をちょっとつつく)→こざる:泣いて怯えた顔で母ざるを見るが混乱したのか、まだ触ろうとする
5回戦 母ざる:メ!!!→こざる:怯えて泣いて震える
対戦終了後、別室でべったりだっこしながらこざるのだいすきなリースや絵をながめやさしく話をしていると気持の落ち着いたこざるはおとなしくままごとセットで遊び、その後ねるまでキッチンには来ませんでした。
今日はこざるを寝かせながら辛くてたまらなかった母ざる。
子供を叱るのがこんなに辛いとは。ちいさいちいさいむちむちのクリームパンみたいな手を軽くペチとするのがこんなに辛いとは。しかし叱らねばならぬ親ってたいへん。
今日は虐待とかする人の気持ちがさっぱりわからない。ということが肌でわかりました。