ここしばらくういさんは毎日飛躍的に成長しており家族を楽しませています。
特におしゃべりではすっかり人間らしい言葉を使うようになっています。
なにかの単語を並べるだけではなく、「ほら見て、これ一緒だね。」なんて普通の会話を話しかけてきたりします。口が達者なのは父ざるの子供の頃に似ているそうです。
突然誰か(特に父ざる)の口癖をまねたり、色んな歌を歌ったりします。
最近お気に入りの歌はなぜか「ねんねんころり」です。
いつも歌って聞かせているわけでもないのに、むしろ子守唄なんて歌わずに手攻めのみで就寝する習慣なのに、どうやら「♪ういちゃんは〜よいこだ〜ねんねしな〜」の歌詞、とくにういちゃんはよいこだの部分がいたくお気に召している様子。スーパーでレジのお兄さんにむかって「ういちゃんはよいこだねんねしなっ!!!!」とご機嫌にシャウトしたりします。幸いお兄さんは忙しくて気づいてませんでした。お母ちゃんはずかしいよ。
ところでそんな愛しいどすこい乙女は、母ざるが妊娠して以来、あんまり抱っこしてもらえず(重すぎ暴れ過ぎて危険なので座ってお膝に抱っこかギュウ専門)、つわりにはじまり貧血やあれこれで寝込んでばかりで思う存分甘えたり遊んでもらったりできなかったのですが、何か普通と様子が違うことは理解していて1歳なりに母ざるにはあまり無理を言わないよう気を使ったりしてたくさん我慢してくれています。
そのストレスからか、妊娠してからこれまで母ざるに対して急に凶暴になったりやたらと爪を噛んだり父ざるやおばあちゃんにわがままを言いまくったり何でもないことでキーキー利かん坊したりしていました。そして母ざると二人きりになるとおりこうさんになり、そっと抱きついてきたり、「あっちでおっちんして抱っこする?」と気を使った甘え方をしていました。
そういう姿を見ていて常々不憫で胸が痛んでいたのだけど、お産の時期が迫ってきたので病院から近いomoonの実家に里帰り中の現在、ついにあまりかまってくれずさっさと動作できない母ざるのことを無視するようになってきました。
同じことをするにも父ざるやおばあちゃんやほかの誰かにばかり要求して、母ざるがやってあげようかと呼んでもきてくれません。
先日一晩入院した時も、急なことだったので母ざるは病院でういさんから突然離れて診察室へいったきり次の朝までかえってこなかったので、退院してかえってきてもしかめっつらで誰かの後ろに隠れたり、名前を呼んだり話しかけたりスキンシップをとろうとしても目も合わせず完全に無視したり、すねたりして全然近づいてくれませんでした。
お昼寝のとき部屋に二人きりになりいつものように「かわいいういちゃん、おかあさんういちゃんのことだいすきよ」と静かに話しかけるとやっとひっついてきて許してくれました。
うう、ごめんね。
でもこればっかりはどうしようもない。ちょっと切ないです。
赤ちゃんがお腹に入っていることはなんとなくわかっているようで、「ういちゃんはおねえちゃんでーす」と言ってみたり、母ざるの大きなお腹を指差して「おとうと!」と言ってみたり、時々自分のぽっこりおなかを指差して「おとうと、、、」とつぶやいてみたりしています。
がんばれおねえちゃん。